帯広競馬場
|
||||||||||||||
●十勝平野の雪景色、真冬のばんえい記念 もともとは平地・ばんえいの両開催の競馬場だったが、1997年に門別競馬場が完成したのを機に北海道営による平地は廃止となり、現在は市営のばんえい専門の競馬場。 平地コースはかなり広く、それまでは北海道三歳優駿(1989・1993〜1996年)や、道営記念(1993〜1996年)などが開催されたこともあったが、現在は1コーナー付近は駐車場に、3コーナー付近はゴルフの練習場になり、原型をとどめているのはばんえいコースと平行している直線のみ。 おもに12月から3月にかけての冬季に開催されるため、ばんえいコースの地下にはロードヒーティングが設置されており、客席は大雪でもレースはちゃんと行われるのが特徴。 気温はマイナス20℃、積雪1メートル超という世界屈指の過酷な条件で開催されるばんえい最大のレース「ばんえい記念」はこの競馬場の最大の名物レース。 厳冬の雪の中1000キロの積載を轢くこのレースは競馬ファンなら一度は見ておきたい。
基本的に冬場の開催がメインとなるのでスタンドは暖房完備。 特観席などはないが、横幅はコースいっぱいに広がっているのでかなり広く、スタンドのどこの位置からでもレースはしっかり観戦できるのが特徴。 ただ、雪の降る日は積雪がかなりすごいので、馬を追いかけて走って転ぶ人も多々あり。 内地から行く人は靴には充分気を使ったほうがよい。 食堂はすべてスタンド内。 1階にも2階にもあるがどちらもメニューも値段もほぼ同じ。 うどんやカレーもいいけど、十勝地方ならではの帯広名物・豚丼がおすすめ。 この地方の豚丼は吉野家や松屋のとは違い、甘辛い醤油ダレの焼肉丼のような感じ。 冬場には温かい食べ物がなによりもありがたい。
なお、この帯広競馬場を舞台にした映画「雪に願うこと」が2006年に公開。 そのロケを2005年の2月から開催日もふくめて行われた。 競馬ファンは必見。
●交通アクセス JR帯広駅からバスで約10分、タクシーでもほぼワンメーター。 街の中心街からの距離はかなり近い都市型の競馬場。 歩いていくのも不可能ではないが雪の多い日はお勧めできない。 札幌から帯広までは特急電車で約3時間。 千歳空港からの距離もそんなに遠くないので場所のわりには交通は便利。 内地からなら、とかち帯広空港まで飛行機で行くのもあり。 |