盛岡競馬場
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| ●黄金の競馬場・オーロパーク 1996年にそれまで盛岡市の高松公園にあった旧・盛岡競馬場から移転された、地方競馬を代表する巨大な競馬場。 愛称はオーロパーク。 一周１マイルのダートコースの内側に芝コースを持つというアメリカンスタイルが最大の特徴。 地方競馬として芝コースを所有するのは全国でもここだけ。 さすがはメイセイオペラやトウケイニセイ、トーホウエンペラーら名馬を輩出する地方競馬の雄・岩手、意気込みが違う。 コースレイアウトは秀逸。 800m・900m・1000m・1200m・1400m・1600m・1800m・2000m・2400m・2500m・2600m・2800mと、おおよそ完璧と思えるくらいの距離でのレースが施行できるダートコースは世界的に見ても最高と思える存在。 さすが90年代に入ってからちゃんと計画された競馬場のことはあります。 1997年に全国統一グレードの制定でこの競馬場で行われる「ダービーグランプリ」と「南部杯」の二つはＧ1に認定された。 南関東と中央以外でダートのＧ１競走が行われているのはこの盛岡だけ。 2002年には第二回ＪＢＣも開催された。 また、OROカップ、東北ジュニアグランプリといった芝での交流レースも行われている。
とにかくスタンドもコースもパドックも何もかも規模が大きい。 地方競馬としては高額な200円という入場料も施設を見れば納得。 特観席は1200円から2500円。 豪華な施設のことを考えればかなり良心的な値段であり、重賞レースのある日にはすぐに満席になる。 席はかなり広く、2500円を払ってでも座る価値は充分にアリ。 岩手競馬のグッズを売るみやげ物屋や食堂なんかも近代的な施設の中に完備されている。 一方で、スタンド裏では農産物の露天や魚の串焼きなんかを売る出店もあり地方競馬らしい雰囲気も充分に楽しめる。 名物はジャンボ焼き鳥とジャンボ牛串。 盛岡に行ったならば必ず一度は食べておきたい逸品。 ただ、この豪華さが災いして建設費や維持費のために岩手競馬はお金がまわらない状況になっているらしい。 せっかくこれだけの施設をもっているんだからなんとか頑張ってほしいものです。
●交通アクセス なにもない山の中に巨大な競馬場をつくったわけだから交通の便はお世辞にも良いとは言えない。 公共交通機関を使うならばＪＲ盛岡駅から出る無料送迎バスを使うしかない。 車ならば東北自動車道盛岡南インターから約25分。 駐車場は3000台収容と、これも破格の広さ。 もちろん無料。 |
