水沢競馬場
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| ●岩手競馬の聖地・ダービーグランプリ発祥の地 東北地方最大の河川・北上川のほとりにある競馬場。 1997年に現在の盛岡競馬場が完成する前までは、岩手といったら水沢のほうが遙かに有名。 南部杯もダービーグランプリも元来はこの競馬場でのレース。 とくに全国交流になって最初の年の1995年の南部杯、ライブリマウント対トウケイニセイの頂上決戦はその後のダート界の流れを大きく変えるくらい注目された。 東北地方の寒い冬での開催も考えられ、地方競馬としてはかなり早い時期からスタンド施設の充実に取り組んできたことでも有名。 特に、スタンド内にある大型ビジョンのホール「テレトラック」は必見。 こういった設備を充実させ場外販売での売り上げを強化してきたのも岩手競馬の特徴のひとつ。 地方競馬としては初めて中央のレースの馬券を販売したのも岩手であり、マークカードもかなり早い段階で導入されていた。
ダービーグランプリの創設など、交流競走にはかなり力を入れ、それがのちのメイセイオペラやトーホウエンペラーの登場につながる。 1992年のダービーグランプリでは、笠松に所属していた当時の安藤勝己がこのレースで通算2000勝を達成したことでも有名で、地方競馬ファンにとっては必ず足を運んでおきたい競馬場のひとつ。 交流グレードでのレースは無いが、トウケイニセイ記念やシアンモア記念、南部駒賞、早池峰賞、桐花賞などの重賞競走はここで行われている。 あと、ヤングマガジン誌で連載されていた「パッパカパー」（史村翔・原作）というマンガで、この水沢競馬場を舞台にした話が書かれている。 このマンガは映画化もされ、競馬場を使ったロケも行われたので、未見の人はいちど見てみると面白いかも。 「水沢の奇跡」に大いに感動すべし！
●交通アクセス 最寄の駅はＪＲ水沢駅、または東北新幹線・江刺水沢駅。 どちらからの駅からでも距離はたいして変わらないが、送迎バスと電車の時間をじっくり調べてから行かないと大変なことになる。 とくに水沢駅に行くには東北本線の本数は極端に少ない。 首都圏から行くならば新幹線で水沢江刺まで出てそこからタクシーに乗るのがベスト。 |
