| ●ラブミーチャン、壮行レースを快勝 昨年の全日本二歳優駿の優勝場馬にして、二歳ながらデビューから５戦５勝で地方年度代表馬にも選ばれた笠松のラブミーチャン。 今年はフィリーズレビューからＪＲＡ桜花賞を目指すという笠松の新星、その今年の始動には地元・笠松の伝統の二歳戦「ゴールドジュニア」が選ばれた。 このレースの過去の勝ち馬には、オグリキャップ、マックスフリート、トミシノポルンガ、サブリナチェリー、ミツアキサイレンス、フジノテンビーといった後に全国クラスで活躍した馬の名前が連なる、地元ファンにとっては言うまでもない出世レース。 ラブミーチャンのオーナーであるドクター・コパ氏の「地元のファンにぜひ見てもらおう！」のひと言でこのレースへの出走が決まったという。 さすがは注目される二歳王者。 午前中で駐車場は早くも満車に。 場内はNHKや民放のテレビカメラをはじめ、かなりの数のマスコミ各社が集結している。 お客さんの入りは平日にもかかわらずかなりのもの。 なかなかここ近年は存続問題や借地問題といった暗い話題の多かった笠松競馬場がこういった明るい話題で注目さるのは久しぶりではないか。 かつてのオグリキャップやレジェンドハンター、少し前のミツアキタービンの活躍していたころを何となく思い出す。 さて、注目のラブミーチャン。 単勝人気は当然1.0倍。 直前の調教はまだ先を見据えての軽めだったということだが、さすがにJRAを狙う身としてはここは通過点、圧勝を期待するところ。 勝負事に絶対は無いのだが、今日ばかりは絶対に勝ってもらわないとと誰しもが思っていたはず。 結果はスタートから先手を奪い、道中もまったく苦しいところは見せずに、最後はほとんど追う事も無くさすがの圧勝劇。 レース後のインタビューでコパ氏は「絶対勝たなきゃいけないレースは緊張します。 ディープインパクトの関係者の気持ちがわかりました」とのコメントに観客からは笑い声も。 有名人なオーナー、人気者の浜口ジョッキーのキャラもあり、人馬ともにファンから愛されるラブミーチャン。 さあ、６戦６勝で迎える次走はいよいよ桜花賞トライアル。 正直、サウスヴィグラスの仔に芝のレースはかなり厳しいとは思うけども、かつてこの笠松から全国へと活躍したオグリキャップ、ライデンリーダーのようになってくれることを期待したいです。
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