| ●ＪＢＣが名古屋に帰ってきた！ 2度目となる名古屋で開催のＪＢＣ。 前回が2005年だったから、実に５年ぶり。 ＪＢＣを二度開催した競馬場は過去に大井しか無いわけで、名古屋競馬の関係者の意気込みたるものは推して知るべし。 まあ、前回の開催はなかなかの不手際や予想外の混雑もあり、あまりにも反省すべきことが多かったので、関係者からすれば今回は色々な点でのリベンジとするところもあったのでは。 前回の名古屋のＪＢＣから４年。 前回のスプリントの覇者ブルーコンコルドは今回もクラシックのほうに出走はあれど、その他には４年前にも出走していた馬はさすがに見当たらず。 それどころか、今年のメンバーのうち昨年も出走していたのは10歳馬のリミットレスビッドのみ。 時間の流れは、やはり早い。 さて、期待された今年のＪＢＣのスプリント。 本命となるはずだったフェラーリピサが枠順確定後にまさかの取り消し。 それに今年、交流重賞を勝ちまくったスマートファルコンは登録すらせず。 そのため、メンバー構成はＧ１というにはちょっと寂しい顔ぶれ。 そんな中で一番人気に推されたのは若き三歳馬スーニ。 今年はわずか１勝ながら、二歳時はデビューから４連勝でＧ１まで勝ち進んだ素質馬。 実に１．８倍と圧倒的な支持を得る。 そして注目の二番人気は前走スプリンターＳを二着の実力馬ビービーガルダン。 たしかに実力はありそうだが、なんと今回が初ダート。 あっさり勝つ場面も惨敗する場面も想像できそうななんとも微妙な存在。 その他にも近走、中距離を使ってきたのに今回はあえてスプリントに出走のアドマイヤスバル、一昨年の勝ち馬ながら１４００m以上の重賞では厳しいフジノウェーブあたりが人気どころ。 そんなＧ１というにはなんとも微妙なメンバーとなったレース、結局、勝ったのは一番人気のスーニ。 二番人気のビービーガルダンはやっぱり砂がダメだったのか６着に惨敗。 地方勢は４着・５着に南関勢が入ったものの、事実上惨敗。 さすがにこのカテゴリーでは手薄メンバーとは言えＪＲＡ勢の層の厚さはさすがのものか。
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