| ●ちょっと豪華メンバーな伝統の一戦 昔からの東海公営のファンならばやっぱり東海桜花賞と東海菊花賞の二大競走こそが、この地域の誇るビッグレース。 今年で４９回という回数は、ここ10年そこらの「かきつばた記念」や「名古屋グランプリ」と背負っている歴史が違う。 そんな東海桜花賞。 ＪＲＡしか知らない競馬ファンにはわからないかもしれないが、今年もなかなかの好メンバー。 兵庫のベストタイザンに対して、地元・東海公営からはキングスゾーン、マルヨフェニックス、ミツアキタービンと重賞ウィナーの大将格が名前を連ねる。 ただ、マルヨフェニックス、ミツアキタービンの二頭はどうしてもこの距離は短く、むしろ短距離から長距離までこなせて、しかも近走は東海地区への遠征で結果を出しているベストタイザンのほうがここは有利か。 果たしてレースは、縦長の展開から直線で抜け出したキングスゾーン、サンキンスピーチ、ベストタイザンの三頭の激しい叩きあい。 なだれ込むようにゴールするといちばん外にいたベストタイザンの下原騎手が小さくガッツポーズ。 結果はクビ差でベストタイザンの優勝。 ベストタイザンはこれで、笠松ＧＰ、白銀争覇、梅見月杯につづいて東海地区の重賞４勝目。 すっかりこの地区でもおなじみの馬に。 次走はおそらくＪＲＡ勢相手となるかきつばた記念。 なかなか強力な顔ぶれが遠征してきそうだけども、東海公営勢も含めて、はたしてどんなレースになるのか。
|
