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●一騎打ち!脅威のレコード JBCのどうしようもならない問題のひとつに、施行距離というものがある。 どうしてもダートで1200mと2000mができる競馬場というのは限られるので、持ち回りで行う以上はどうしても競馬場ごとに違った距離で行うことになる。 園田競馬場では2000mに最も近い距離は1870m。 10メートル単位の距離がなんかハンパなんだが、現在はJRAでも福島競馬場でダートの1150mってのを行っているくらいだから、これもしょうがないか? そもそも競馬場ごとにコース幅も直線距離も違うのが競馬の特色なんだから、この際、多少のハンパはあってもしょうがないということで。 そんなわけで、ハンパな距離で行われたJBCクラシックだったけども、顔を揃えたメンバーはハンパじゃない。 とにかく人気を二分したサクセスブロッケンと、ヴァーミリアン。 ダートでは無敗のブッちぎりを続ける3歳馬と、国内ダートG1で連勝を続ける6歳馬。 この対決が見れるのならば、施行距離の多少の端数なんてまったく問題は無い! 果たして、その対決。 レースはスタート直後から3歳馬サクセスブロッケンがかなりのハイペースで飛ばす。 普通の馬ならばまず付いていけないようなペースは、ついてこれるもんならついてきてみろという横山典騎手の自信の表れか。 武豊のヴァーミリアンは中段よりやや前でじっと待機。 2週目の3コーナー手前。 ヴァーミリアンが一気に仕掛ける。 4コーナー手前ではハイペースで飛ばすサクセスブロッケンに馬体を合わせ直線へ。 あとはそのまま二頭の叩きあい。 そのハイレベルな戦いはバーミリアンがサクセスブロッケンをクビ差競り落してゴール。 着順掲示板に上がったタイムは従来のを0.6秒も上回る脅威のレコードタイム。 改めてヴァーミリアンの強さにも感服だけども、このハイペースで逃げて最後にもう一度差し返そうとしたサクセスブロッケンも、やはりかなりの能力を持っているはず。 そう、ちょうどつい前日に行われたばかりの秋の天皇賞。 ウオッカとダイワスカーレットの一騎打ちを思い出してしまうような、そんな一戦でした。
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競 走 成 績 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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勝ち馬の情報 | ||
ヴァーミリアン 石坂正厩舎(美浦) 牡6歳 黒鹿毛 馬主:サンデーレーシング 生産:ノーザンファーム |
父 | エルコンドルパサー |
母 | スカーレットレディ | |
母父 | サンデーサイレンス |
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