| ●旭川競馬場、最後のレース 来年度からホッカイドウ競馬は「開催を門別と札幌のみにする」との噂は前々からあったものの、今年の５月いよいよそれが公式にアナウンスされた。 つまり旭川競馬場の開催は今年かぎり。 南関東に続く国内二番目のナイター競馬を開催し、夏には交流重賞のブリーダーズGCを行ってきた道営競馬の中心とも言える旭川も、この地方競馬不況の時代には逆らえず、この日のエーデルワイス賞が最後のレースとなることに。 かつて、自分自身が初めて旭川を訪れたのはサカラートが勝ったブリーダーズGCの日。 お盆の開催のナイターで、来場者も多くずいぶんと賑やかな競馬場だな、とその時は思ったものだったのだだけども。 あれからたった三年。 いや、もう３年も経ったと言うべきだろうか。 次に訪れるのが最後の日になるとは。 こんなにも早く最後の日が来るとは、あの時には全く想像はできなかったのに。 １０月の下旬では北海道のナイター競馬はさすがにかなり冷える。 そんな寒い中もこの日の来場者は約4000人。 家族連れも多く、道外からのお客もたくさんいたみたいだし、予想よりもかなり集まったんじゃないか。 最後の開催日、最後のレースとなった交流重賞エーデルワイスS。 JRAから注目の新人・三浦騎手も参戦し人気も集めたけども、最後の最後に勝ったのは一番人気・道営の山口竜一騎手の乗るアンペア。 ６馬身差の本当に圧勝と言っていい内容で。 ウイニングランではゴール板近くで立ち止まり、観客席のほうを向いて手を上げた姿がとても印象的だった。
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