| ●地方全国交流、そして高知競馬の意地 もともと東海公営の2500mの重賞として行われてきたオグリキャップ記念。 1995年に地方中央の全国交流レースに指定され、ダートグレードの創設に伴って交流G2に格付けされたのが1997年。 それが笠松競馬の経営の悪化によって2005年にグレードを取り消し東海・近畿・北陸交流競走に変更となり、距離も1900mに短縮されたのが、今年は地方全国交流競走とし距離も2500mに戻る。 今年で１７回目と、東海公営の重賞の中では比較的年数は少ないものの、色々な歴史のあるオグリキャップ記念。 オグリキャップの名を冠している以上、やはり笠松では一番の大レースであって欲しいと思うのが、ファンの心情というもの。 地方全国交流になって、今年は高知から２頭、南関東から１頭、兵庫から１頭、金沢からも１頭という顔ぶれ。 笠松から兵庫に移籍した川原騎手も久しぶりに笠松に登場ということもあり、個人的には交流グレードで無く、賞金額500万から1000万円くらいのこういう地方全国の重賞競走がもっと増えてもいいんじゃないかと思うのだが。 今回は距離が2500mということもあり、昨年の優勝馬ウイニングウインドはどうかと思うけども１番人気。 対する２番人気のクインオブクインはパドックからかなり興奮していて濱口騎手も手がつけれない様子。 そんな人気勢を尻目に、金星を上げたのが高知のスペシャリスト。 道中は二番手にじっとつけて、直線で追い出せばクインオブクインを1・1/2馬身突き放してゴールイン。 離れた三着にも同じく高知のサンエムウルフ。 これは、高知の馬を甘く見すぎていたか？
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