| ●名古屋と兵庫の一騎打ち この東海菊花賞の直前となる9レースの愛知県畜産特別で、安部幸夫騎手が名古屋競馬史上3人目となる通算2000勝を達成。 好天に恵まれた場内からはかなりの歓声があがったけども、メインレースには安部騎手の乗る馬は無し。 ちょっと残念。 さて、伝統の東海菊花賞。 一番人気に推されたのは笠松の３歳馬マルヨフェニックス。 夏には南関の重賞を勝ち、前走の岐阜金賞も圧勝し、古馬初挑戦となるここも死角は少ないと見られ単勝1.5倍の支持。 対するのは兵庫からの遠征馬チャンストウライ。 前走は園田の姫山菊花賞では名古屋のウイニングウインドに敗れた借りを今度は名古屋で返そうかというところ。 こちらは単勝2.2倍の２番人気。 果たして、レースはやはりこの二頭のマッチレース。 道中、３番手につけたマルヨフェニックスのすぐ後ろにチャンストウライがぴったりとマーク。 ３コーナー手前ではチャンストウライが早めに仕掛けて一気に先頭へ。 やや遅れてマルヨフェニックスも４コーナーで追走を開始。 直線ではこの二頭が後続を大きく突き放しての完全なマッチレース。 先に仕掛けたチャンストウライが、追いすがるマルヨフェニックスを最後まで抑えてのゴールイン。 その差は2分の１馬身、三着とは大差という結果。 マルヨフェニックスは初の古馬挑戦で手痛い敗戦かもしれないけど、それ以上に1900メートルという距離を生かした早めのロングスパートを仕掛けたチャンストウライの下原騎手の好判断が光った。
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