| ●決着はＧＩ馬の二頭 率直なレース後の感想からすれば、この日のＪＢＣスプリントは競馬として面白かった。 メンバーも展開も、その祭典のような雰囲気も。 その４５分後に行われたこちらＪＢＣクラシックも、それはそれは面白かった。 なんどもいえない笑いが起こってしまうような面白さが。 もちろんレースも見応えはあったけども。 その最大の役者となってしまったのがナイキアディライト。 ファンファーレのあと、いきなり枠入りを拒否し、怒った石崎騎手が馬の頭にパンチ！ 今度は馬が怒ってゲート前に座り込みと、馬と人の意地の張り合い。 なんじゃ、そりゃ。 馬体検査後、仕切りなおしで二度目のファンファーレ。 流れた曲はこの日にお披露目となった新ファンファーレでは無く、おなじみの名古屋の重賞競走ファンファーレ。 地元ファンにとってはこれが何よりのサービスになったんじゃないでしょうか。 作戦が決まった時のタイムパラドックスはやっぱり強い。 対して、自分の作戦どおりに展開がむかなかったのをすぐさま別の作戦で迎え撃った安藤勝己とユートピアも強かった。 人気を背負いながらも敗れたパーソナルラッシュやサカラートはここ一番での勝負弱さか、レースでは存在感すら示せず、これではちょっと寂しい。 やっぱりこれがＧＩ馬との差なんでしょうね。 あとは、伏兵ながらも３コーナーからインコース強襲で場内を沸かせたレイナワルツ。 「もしかしたら、勝っちゃうかも」ってくらいのレースぶり。 勝ち馬以上に強烈でした。
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