| ●2004年最後の大一番 最近では競走馬としての現役期間が短かったり、カテゴリー別の競走体系が整いすぎたせいもあり、有馬記念といえどファン投票上位馬が必ずしも多数出走することが少なくなっているけど、今年は春のクラシックホースや牝馬の代表格アドマイヤグルーヴの名前こそ無いものの、現役競走馬としてはほぼベストと思われるメンバーが揃ってくれました。 特に、このコースも距離も明らかに向いていないと思われるツルマルボーイや、ダート王者のアドマイヤドンがこうやって出てきてくれているのを見ると有馬記念というレースの格調というものをファンとしても感じられます。 あと、メンバー中ではG１最多勝利のヒシミラクルも休養などと言わずちゃんと出走してくれましたし。 それならばどうせ人気にならないのは判っていてもイングランディーレも出てきて欲しかったなぁ。 メンバーが揃えばそのぶん馬券の検討は難しくなるのですがそれは仕方の無いこと。 春の実績馬タップダンスシチーにシルクフェイマス、JCにも挑戦した三歳馬のデルタブルースにコスモバルク。 それらが連勝中のゼンノロブロイ＆ペリエの強力コンビにいかに挑むかが焦点。 あとは穴候補のミラクルにダイタクにドンにツルマルくらいまでが人気の圏内でしょうか。 コスモバルクとタップダンスシチーの先行争いと思われていたけど、意外にもタップの単騎逃げというかたちになるもスローにはならず、じわじわと激しい消耗戦となったレースは二周目の３コーナーすぎからはゼンノロブロイとタップダンスシチーのマッチレース状態に。 最後はゼンノロブロイ半馬身差でタップダンスシチーをねじ伏せレコード勝ち。 ペリエ騎手は有馬記念三連覇とどうじに秋のG1三連勝。 秋口までは勝てずにもどかしいレースを続けていたゼンノロブロイもこのペリエ騎手が乗るようになってからは物凄い強さを見せてます。 馬が成長したのか、それとも騎手の腕前なのか。
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