| ●唯一の父内国産重賞 12月だというのに春のような陽気な中京競馬場。 例年はこの時期の開催ともなるとガラス張りのＡ指定席にでも入りたくなるんですが、今年はあまりに暖かいので朝から吹きさらしのＢ指定席に陣取ることに決定。 それでも日中は日が当たると暑いくらいで、袖をまくりながらの競馬観戦。 異常気象なのか何なのか難しいことはよくわからないですが、冬の土曜の中京開催を屋外でぬくぬくと観戦できるのは助かります。 この日のメインレースは今となってはＪＲＡ唯一となってしまった貴重な父内国産限定重賞の中日新聞杯。 父内国産限定重賞がどうも盛り上がりに欠けるのは、その１・いつも同じようなメンバーになる。 その２・サンデーサイレンス系の仔がほとんどになる。 って理由のためでしょうか。 盛り上がりに欠けるのならば廃止・縮小やむなしといったところではあるのですが。 ＪＲＡに言わせれば、フジキセキ・ダンスインザダーク等の活躍によって父内国産種牡馬の奨励は充分役目を果たしたための縮小、とのことらしいんですが、もうちょっとマイナーな種牡馬の仔が出走してくれたほうが父内国産限定競走としては面白いと思うんだけどなぁ。 そのかわりメンバーのレベルは落ちる可能性が高いと思われるので、さらに盛り上がりには欠けるんでしょうけど。 そう思っていたんですが、今年から11月のカブトヤマ記念は廃止になったおかげで、毎年カブトヤマ記念の再戦のようなメンバーで行われてた時とはなんとなくイメージチェンジ。 さらに今年の出走16頭のうち、昨年もこのレースに出ていたのはプリサイスマシーンとマイティスピードの２頭だけ。 これはもう同じメンバーの再戦とは言わせないぞというＪＲＡの意気込みの表れかも。 しかも勝ったプリサイスマシーンはマヤノトップガンの仔。 二着のメイショウバトラーに至っては父はメイショウホムラとこれはかなり渋い！ サンデー系の独断を阻止し、出走馬のマンネリ化をストップさせた今年の中日新聞杯。 これはいよいよマル父重賞の新時代が到来か？
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