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●アラブの怪物 ここ近年の東海公営ではマリンレオというアラブが猛威を振るい、サラに混じっての重賞を勝つほどの活躍をしていたんだけども、そのマリンレオも昨年ごろからピークを超えついには今年の秋に引退してしまいました。 残されたアラブたちによる群雄割拠が始まるかと思いきや、今年の正月の名古屋杯を勝ったのをきっかけにキジョージャンボがあっさりと天下をとるという結末に。 その間、じつに13連勝というのも記録したし、初めてサラのオープンに挑戦となった10月のあおなみ線開通記念では古豪イッコーオーに次ぐ2着という好成績を収め東海のアラブではナンバーワンの地位を不動のものとしました。 しかし、そこまでくらいなら数年に一頭くらい出現する「アラブの怪物」と呼ばれる馬たちならみんなやってきたこと。 むしろ、つい先日までその名前を欲しいままにしていたマリンレオに比べればキジョージャンボなんかはアラブ相手にも取りこぼしが多く、とてもサラ相手の重賞や全国レベルでの好走は厳しいんじゃないかというのが大方の見解だったでしょう。 この日も名古屋のトップクラスの実力を持つメンバーが相手とあって、いくらアラブの怪物といえど交流重賞で勝ち負けをしているサラ相手では6番人気という評価は極めて妥当だと思われます。 それがまさか・・・13戦11勝を誇るマルブツワールドも、昨年の名古屋GPで3着のストロングライフも、通算28勝の古豪イッコーオーも、そして今年の東海ダービーで中央馬を一蹴したタカラアジュディまでもがこのアラブの怪物に負けてしまうとは! いちおうこのレースは暮れに行われる交流重賞「名古屋グランプリ」のトライアルなんですが、勝ってしまったキジョージャンボはアラブなので出走の資格はたしか無いはず。 じゃああとはそのアラブに負けた面々で中央や他地区の馬たちを迎え撃たないといけないのか・・・
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競 走 成 績 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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勝ち馬の情報 | ||
キジョージャンボ 井上正厩舎(愛知) 牡4歳 鹿毛 馬主:野々山重貞 生産:田端しづゑ |
父 | パークリージエント |
母 | キジョーオダイ | |
母父 | フロルア |
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