| ●伝統のハンデ重賞 この時期の阪神の名物レース、鳴尾記念。 伝統のレースのはずなんですが、このレースの施行時期、距離、グレード、斤量の条件などなど正確に言える人ってどれくらいいるんでしょう？ 古くから競馬をやっている人ほど混乱してしまうくらい施行条件がコロコロと変えられてしまっている、本当に伝統なのかと疑いたくなる伝統のレースです。 ちなみに現在の施行条件は１２月２週目に2000mのハンデで行われるG3というのが正解です。 以前は別定だったこともあったし、６月にやっていたこともあったし、国際レースだったこともあったし、2500mだったこともあるし、G2だったし・・・なんとも複雑なレースです。 さすがハンデ戦。 0.5キロきざみの斤量の馬が三頭もいるという時点でいかにこのレースが難しいかがわかります。 過去の経験からいくと案外クラシックを負けてきた三歳を買えばいいような気がしたんですが、結果は全くもって正反対。 ローカル廻りのウインブレイズに、前走を道悪で重賞勝ちしたチアズブライトリーに、短距離重賞を中心に戦ってきたサイドワインダーと、まったく違う路線から集まった古馬にひとひねりされてしまいました。 ましてや父がメジロライアンなウインブレイズなんて昨日の中日新聞杯に出てればいいものをと馬鹿にしていた馬だっただけに馬券なんかは取れるはずも無いし。 施行条件がコロコロ変わるレースで過去の経験を引き合いに出したところで馬券のハズレは決まっていたんでしょう。 地元では中京開催がやってるし中山ではG1がやってる日にわざわざ阪神まで出向いたのに馬券はサッパリだった伝統の鳴尾記念でした。
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