| ●激突！ユートピアvsビッグウルフ 兵庫チャンピオンシップ・名古屋優駿・そしてジャパンダートダービーと三歳ダート重賞と勝ちまくるビッグウルフ。 そのビッグウルフのダートでの唯一敗戦となったユニコーンＳの勝ち馬で昨年は全日本２歳優駿も制したユートピア。 それぞれの鞍上には武豊と安藤勝己。 南関東最強のナイキアディライトの姿こそ無いものの、ゴールドアリュール引退後のダート界の主役を決めるべく最高の舞台になった盛岡競馬場オーロパーク。 大観衆が見守るレースはユートピアが会心の逃げ切り勝ちでビッグウルフに前走の雪辱を果たすという結果に。 ビッグウルフは左回りが駄目なのか盛岡の砂が向かなかったのか、園田や大井で見せた脅威の末脚は影をひそめ４馬身差の完敗。 そして三着には一時はユートピアを捕えんとばかりのこのレースで唯一の見せ場を作った笠松のミツアキタービン。 この先、南部杯やＪＣダート、そして来年のフェブラリーＳやドバイまでと、こういう楽しみな馬が登場する事によって交流重賞がもっともっと面白くなるのが期待できるレースでした。 初めての盛岡競馬場に、その規模にも観客の熱気にも驚きつつ、名物のジャンボ焼き鳥と牛串を食べながらの秋の東北を満喫した一日。 日が傾けばみちのく路はもう寒い。 冬はすぐそこまで来てますね。 神無月 岩手の山の 初雪の眉にせまりし朝を思ひぬ （石川啄木）
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